「盛れてる写真」で作ったアルバムを、友人にまっすぐ突き返された話

コラム

2026/07/28

見栄えのする写真だけを集めたつもりの1冊が、渡した相手の心を置き去りにしていました。カフェで彼女が返した反論は、私の甘さを浮き彫りにしました。

書き出し前の最終画面で彼女の写真が数枚しかないことを、私は分かっていながら完成ボタンを押しました。

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見栄えを優先して押し切った1冊アルバムを渡す「話したいことがある」というメッセージそして…見栄えを優先して押し切った1冊

旅行から1ヶ月、私は仕事の合間に写真を整理していました。彼女がたくさん写真を取ってくれていて、あまり写っている写真がなかったのも事実です。ですが、デザインの仕事をしている手前、見栄えのいい1冊にしたい気持ちもありました。

フォルダには私ともう1人の笑顔が並んでいたのです。石垣の前で並ぶ2人組のカットも、市場で果物を分け合う瞬間も、私たちがそろって綺麗に写った写真ばかりでした。この写真たちを全部アルバムにいれたいと私は考え、彼女の姿がほとんど入らないことは分かっていながら、盛れている写真を優先したのです。

アルバムを渡す

カフェに現れた彼女は、包みを見て素直に喜んでくれました。「アルバム、できたよ」と差し出すと、「ありがとう、うれしい」と返してくれます。中を開かずに受け取ってくれたので、私は特に説明を添えずに終わりました。

話題は共通の知人の近況に流れて、そのままお開きになったのです。家に戻ってからグループチャットを見ると、もう1人の友人から「私も届いた!最高だね」と絵文字つきの返信が来ていて、彼女からは「アルバムありがとう。丁寧に作ってくれてうれしい」と、短いメッセージだけが届いていました。温度差に少し引っかかったのですが、忙しい時期だし、こんなものかと片付けました。

HOT ITEM「話したいことがある」というメッセージ12

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