言語処理学会第31回年次大会(NLP2025) チュートリアル4「人工知能の哲学入門」鈴木貴之先生(東京大学)
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https://anlp.jp/nlp2025/#tutorial4
概要:
AI研究のはじまりから第2次AIブーム期まで,哲学者とAI研究者のあいだでは,AIの可能性と限界をめぐる活発な論争が展開されていた.しかし,古典的AI研究の停滞とともに,このような論争は自然消滅してしまった.深層学習の登場によって,AI研究は近年ふたたび劇的な進展を見せている.では,哲学者による過去のAI批判はすべて乗り越えられてしまったのだろうか.じつは,従来の哲学的議論には,いまもなお重要な論点が存在するように思われる.また,現在のAIには,興味深い新たな理論的問題も多く存在する.本チュートリアルでは,深層ニューラルネットワークを用いたAI一般および大規模言語モデルについて,哲学の観点から見たときに,それらにはどのような興味深い問題があるのか,そして,人間の心や認知を理解する上で,それらはどのような手がかりを与えてくれるのかということについて検討したい.