“ひと”と“希望”を描く名匠・橋口亮輔監督作『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』から、そば屋の不良店員から衝撃の被告人まで。世界の名匠たちが信頼を寄せる俳優・加瀬亮が放った鮮烈な2つの名演の本編映像を解禁!
『ぐるりのこと。』は2008年6月の公開から18年ぶり、『ハッシュ!』は2001年の製作から25年(公開は2002年4月)、実に四半世紀ぶりとなる。
この度、『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』4Kリマスター版より、俳優・加瀬亮の出演シーンを収めた本編映像を解禁!
世界的な名監督から絶大な信頼を寄せられ、世界を舞台に活躍を続ける俳優・加瀬亮。実は橋口亮輔監督作品には、『ハッシュ!』(2001)と『ぐるりのこと。』(2008)の2作品に出演している。登場時間は決して長くないものの、どちらも一度見たら忘れられない印象を残す役どころだ。
『ぐるりのこと。』で加瀬が演じるのは、幼女誘拐殺人事件の被告人・田中ツヨシ。1980年代後半に実際に世間を震撼させた東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件を彷彿とさせる事件の被告として、法廷に立つ。
映像は、田中が「疲れた、帰りたい」と声を上げる場面から始まる。「辛抱しなさい」と裁判長に諭されるなか、光石研演じる弁護士は、田中を刺激しないよう慎重に被告人質問を進めていく。「首と手を切るのは大変だったんですか」と問われると、田中は「でもなかった」と即答。さらに「そのあとどうしました?」「食べた」、「どの部分を食べたのかな」「指」と、淡々と答えていく。その異様なやりとりに、リリー・フランキー演じるカナオら法廷画家たちも、思わず驚きと衝撃のまなざしを向ける。やがて、それまで虚空を見つめていた田中がふいにあたりを見回し、「ちぎって食べた!」と言い放つ。短い場面ながら、法廷の空気を一変させる強烈なシーンとなっている。
一方、『ハッシュ!』で加瀬が演じるのは、蕎麦屋の店員。レジを担当しているものの、接客時以外は漫画を読み、どこか投げやりでやる気のない態度を見せる。
映像は、片岡礼子演じる朝子の「なにその態度」という一言から始まる。どうやら朝子のお気に入りの傘が誰かに持っていかれ、加瀬演じる店員に「傘を見なかったか」と尋ねたところ、「知らねーよ」とそっけなく返されたらしい。「あの傘、私一本しか持ってないの。すんごい好きな傘だったのね」と食い下がる朝子に、店員は漫画を片手に面倒くさそうに顔を上げ、「どうせビニール傘でしょ」とひと言。「なんで知ってるの、見てんじゃん」とさらに詰め寄る朝子に対して、「知らねーよ、うるせーな…たかが300円くらいの傘買えよ」と言い放ち、再び漫画に目を落とす。一触即発の空気が流れるなか、ちょうど支払いにやって来る勝裕(田辺誠一)と直也(高橋和也)。店員はこの話は終わりと言わんばかりに、「ありがとうございました!」と大きな声を張り上げる。その声に押し出されるように、朝子は大きな音を立てて店を飛び出していく。
『ぐるりのこと。』では法廷を凍りつかせる被告人を、『ハッシュ!』では思わず目を奪われるクセのある蕎麦屋店員を演じた加瀬亮。まったく違う二つの役柄を、短い出演時間の中で鮮やかに見せるその振れ幅は、まさに俳優・加瀬亮の魅力そのもの。橋口亮輔監督作品の中で加瀬亮が残した、短くも忘れがたい二つのシーンとなっている。
『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』は2026年7月24日公開
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11件のコメント
彼はやってる?やってない?
宮◯勤
それでもボクはたべた
ハッシュ!は懐かしいなぁ
ハッシュ!
に大感激して
ぐるりのこともスゴい期待して観に行った
というか名画座だから二本立てで観たら
なんかちょっと…
似たようなテイストのはずなんですが、自分にはまったくピンと来ませんでした
渚のシンドバッドとか恋人たちはめちゃくちゃ良かったんで
なんでだろうなあ…またいつか時を経れば良さが分かるのかもしれない
日産ラングレーはこの事件のせいで生産中止になった。
それでもボクはやってないと思うけどこいつは絶対やってる
疲れた帰りたいw
ぐるりのこと、すごく不思議な映画だった
最近はこういう映画ないな
Akeboshi最高なんだよなぁ
とりあえず一旦バッティングセンター行こうか
ツトムか