俺が友人の前でだけ使っていた呼び方を、彼女が嗅ぎつけた夜
コラム
2026/06/26
友人の前でだけ使っていた彼女の呼び方。それを本人に知られるかもしれないと思った瞬間、平静ではいられませんでした。
目次
始まりは口が滑った日通知が止まらない本当に隠したいものそして…始まりは口が滑った日
付き合って3カ月目の頃。友人と電話しているとき、彼女の話になりました。つい「うちの相方がさ」と口走った瞬間、友人が大笑いしたのです。「相方って、もう夫婦じゃん」。「違う、間違えた」と否定しましたが後の祭りで、それ以来、友人たちの間で彼女は「相方さん」と呼ばれるようになりました。最初は恥ずかしかったけれど、気がつけば俺自身もその呼び方が自然になっていたのです。
通知が止まらない
飲み会の翌日、友人からメッセージが届きました。「彼女に何て呼んでるか聞かれた。ごまかしたけどバレるかも」。その直後、彼女からも通知が光ります。「私のこと何て呼んでるか友達に聞いたんだけど」。既読をつけたまま、5分間返信できませんでした。頭の中で必死に言い訳を組み立てていたのです。ようやく送れたのは「誰に聞いた?」の一言だけ。「え、なんでそんな焦ってるの?」と返ってきて、「焦ってない」と打ちましたが、自分でも苦しいのはわかっていました。「絶対焦ってるじゃん」。追い詰められて、気がつけば通話ボタンを押していました。
本当に隠したいもの12