俳優の内野聖陽が主演する映画『負けへんで』(11月13日公開)から本編映像が公開された。

 本作は、2019年に大阪の不動産デベロッパー社長・山岸忍氏の身に起きた事件を、本人がつづった『負けへんで』(文春文庫)をもとに映画化。地位や名誉、自ら築いた会社まで失った藤堂繁が、弁護士チームとともに完全無罪を勝ち取るまでを描く。『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』『シャイロックの子供たち』などの本木克英監督がメガホンを取った。

 本編映像は、藤堂が逮捕される発端となる出来事を捉えた場面。東証一部上場の不動産デベロッパー「ローブコーポレーション」の社長・藤堂は、ランニング中の負傷で療養していた。病床で新聞を読んでいると、「学校法人30億円不明の疑い」という見出しが目に入る。

 記事に書かれていたのは、高校の土地売却に関する手付金の問題。まさに自分が関わった案件が報じられていることに気づいた瞬間、術後間もない足をかばいながらも病院を飛び出し、契約を持ち掛けた部下・木下(矢柴俊博)のもとへと向かう。

 「木下―!!」と絶叫し、思わぬ形で会社へ舞い戻った藤堂は、真相を問い詰めるが、木下はその場しのぎの受け答えをするばかりで、不信感は募る一方。「こんな契約、気持ち悪いから解約せえ!」と解約を命じる藤堂だったが、この出来事をきっかけに、やがて30億円の業務上横領の罪で逮捕され、人生が一変することとなる。

 負傷した足をかばいながら会社に駆けつけ、部下を問い詰める藤堂。その姿からは、“絶対に嘘はつかない”という信念と、真相を確かめようとする行動力が伝わってくる。緊迫した場面にも思わず笑ってしまうやり取りが盛り込まれ、シリアスな事件にユーモアを交えて迫る本作の一端がうかがえる。

 本木監督は内野の役作りについて、「関西弁も相当大変ですし、役柄を本当に掘り下げて、自分の魂を削るように作り上げていかれました」とコメント。「舞台での経験を活かしていただき、どうしようもない理不尽な目に逢った藤堂繁という役を、こちらの想像をはるかに超える感情表現で演じてくださったんじゃないかなと思います」と、その熱演をたたえている。
出演:
内野聖陽  
松本若菜/竜星 涼/美村里江/石丸幹二
矢柴俊博/田中美央/三浦誠己/藤本隆宏
北村一輝
監督:本木克英(『空飛ぶタイヤ』『超高速!参勤交代』)
脚本:吉川次郎
音楽:岩代太郎
原作:山岸忍『負けへんで』(文春文庫)
企画・製作:信和ホールディングス株式会社/株式会社ツクヨミホールディングス
配給:ギャガ
©2026「負けへんで」製作委員会 
公式サイト:https://gaga.ne.jp/makehende/
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